建築士コラム

建築とデザイン

海老澤 一晃

建築×プログラミング

「プログラミングと建築設計の距離」
プログラミングとは簡単にいうと、「コンピューターに指示を出す」ことであり、コンピューターに指示を出すための言葉が「プログラミング言語」です。技術の発展に伴い、そのプログラミング言語は新旧を合わせると200種類を超えます。それらの言語を駆使して私たちのパソコンやスマートフォンは動いています。
一昔前までは「プログラミング」とは専門性が高いスキルであることから、敷居の高い、一握りの人にしか利用できない技術でした。その様な専門性の高い人材の需要が影響してか、システムエンジニア(SE)やプログラマー(PG)に転職する為のスクールが数多く開講されたことで、プログラミングに対しての認知度が高まり、私たちの生活に近づきました。
現在では幼児にプログラミング教育を体験的に学ばせる保育園が増えてきています。また、インターネットサイトやYouTubeの動画等で誰でも簡単にhow toを情報収集することが容易になっています。

同時に施工技術の発展によって複雑な形状の建物がデザインされる事が多くなっています。ラフトが設計で利用しているBIM(CAD)の技術もその一役を担っています。BIMだけではなく、測量の分野など建築を取り巻くあらゆるものがIT化して設計者がそれに慣れていく中で提案の多様化・効率化を図る取り組みとして「プログラミング」が利用され始めています。
建築のファサードを計画する際に外壁材のランダムな割付を行う場合があります。設計者はランダム(=無意識)なデザインを意識的に計画するのですが、構成する要素(色や形)が増えくると、これが中々骨の折れる作業となります。
このような場合にプログラミングを利用してランダムな割付を自動化にて生成することで、デザインの多様性を高めながら効率化を図ることが可能となります。
「建築士は図面を描いていれば良い」という時代は終焉を迎えそうです。

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