建築士コラム

建築とデザイン

角南 公淑

住宅階段の楽しみ

「わたしは非常に階段と手摺にはやかましいのですよ」
(1964年新建築/村野藤吾)

私が設計する中で大切にしている『階段』。
階段には、直線階段や折り返し、螺旋、スキップフロア、吊り、木製、鉄製など様々な形状があり、建物のどこに配置するかもプランに大きく影響します。
階段は、安全性が高く、
毎日の昇降として負担の少ない設計が求められるのはもちろんですが、
建物の中で唯一、上下をつなぐ空間で、視線の移り変わりも多様な空間です。

視線が上下に移動することで、
毎日目にする空間も、少し意識するだけで新鮮に感じるはずです。

たまに子どもたちが階段の途中で座っているのを見かけますが、
それはお父さんと同じ目線で景色を味わっているからかもしれませんね。
ちょっと大人になった気分♪
自然と目に入る階段は、空間を特徴づけるオブジェクトとして、
大事な要素であり、空間を色づける、
重要な役割を担っていると私は思っています。

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