INTERVIEW.08

#01 ラフトと出逢ったきっかけ

ー まずは、2社の出逢いのきっかけからお話しください。

芝本様松永さんと出会ったのは、とある商店街にビルを建設する事業に関わった際ですので、かれこれ8年くらいのお付き合いになります。デザインに対してこだわりを持っておられるのはもちろん、クライアントの想いをしっかり汲み、コストにも配慮しながら、よいモノをつくり上げていこうとする姿勢に感心を覚えました。

松永ありがとうございます。そう言っていただけるなんて恐縮です。でも、私どもからすると春名建設さんこそ、すごい対応力をお持ちの会社だなと。フットワークが軽くスピーディーで、仕事を前に進める推進力に富んでいます。また、これは芝本社長の人柄のおかげもあるのでしょうが、現場の雰囲気がとてもいい。明るくて、和気あいあいとしているんです。だからこそ、いいモノをつくり上げられることができ、クライアントにも満足していただけるのだと思います。

芝本様工場などの建設は、機械などの納入日をズラすことができないので、工期がとてもシビアです。ですので、フットワークについては、意識してできるだけ早く動くようにしています。また、クライアントのご要望に柔軟に対応することも大切にしています。鉄骨造の建設を多く手掛けていて、熟練の職人さんも多く活躍していただいているので、その辺りは得意とするところですね。

松永ほんとうに、いつも助けられています。取材場所であるこの「イスズベーカリー様」の新工場建設のお仕事でも大変お世話になりました。いろいろと苦労することもありましたが、今回もいいモノができたのではないかと思っています。

#02 ラフトの仕事に対する評価

ー ラフトの仕事ぶりに対する評価をお聞かせください。

芝本様評価するなんておこがましいですが、いつも感心させられるのは「聞くチカラ・汲み取るチカラ」です。この「イスズベーカリー様」の新工場も、なかなかカンタンな仕事ではありません。パンを焼く窯などの機械・設備のレイアウト、従業員の方々のスムーズかつ安全な動線設計など、配慮しなければいけない点がたくさんありますから。しかし、松永さんはクライアントと何度も打ち合わせをし、それらを一つずつクリアして設計に落とし込んでいきました。その手腕は素晴らしいものだと思います。

松永もったいないお言葉、ありがとうございます。確かに、機械・設備のレイアウトには頭を悩ませました。また、食品をつくる工場であると同時に、上階はオフィスとしても活用するので、衛生面と人の流れについてはしっかり配慮しています。

芝本様そういうふうに細部までこだわって設計されるところが、多くの方々から評価される秘訣でしょうね。ただオーダーをこなすのではなく、それ以上によいモノをつくろうとされている。モノづくりに携わる一員として、私どもも大いに勉強させていただいています。

#03 これからの展望について

ー これから挑戦したいと考えていることはありますか？

芝本様これからの展望……そうですね、今後も一緒にいい仕事をしていただければということに尽きますね。ちなみに、今私たちが立っている「イスズベーカリー様」の新工場建設のお仕事は、松永さん経由でお声がけいただいたものです。神戸市民にとって古くから馴染みの深い会社ですので、このお仕事をさせていただけるのは、同じく神戸で建設業を営む私どもにとって、とても光栄なことでした。ありがとうございます。

松永「イスズベーカリー様」からは、土地を取得するか否かで悩んでいたときに、ご相談いただきました。接道条件等の影響から、建物の建築許可が下りるかどうかが不透明だったため、土地取得に二の足を踏んでいる状態だったんです。結果、私どもが神戸市と何度も交渉し申請が通り、新工場を建設することになり、工場等の建設に長けた春名建設さんにお仕事をお願いしたんです。これとは逆のケースで、春名建設さんから私どもに仕事を依頼いただく場合もある。これからも、そういうふうに双方向でお仕事をさせていただければと思っています。

芝本様こちらこそです。今後とも、一緒にいいモノづくりを志していきましょう！