INTERVIEW.09

社会福祉法人 
明徳園 明徳保育園
顧問

福田 暁三

Akimitsu Fukuda

園長

福田 徹

Toru Fukuda

×
○RAFT

海老澤 一晃

INTERVIEW.09

福田 暁三

社会福祉法人 明徳園
明徳保育園 顧問

福田 徹

社会福祉法人 明徳園
明徳保育園 園長

子どもたちをのびのびと、
はぐくめる園をつくりたい、という想いを共有してくれました。

1976年の開園以来、45年以上にわたり地域のご家族に親しまれ続けている明徳保育園様。広々とした平屋の園舎は趣深いものでしたが、老朽化しており耐震性に不安があるということで、建替えされることとなりました。旧園舎を継続使用しつつ、新しい園舎を建てるというのはなかなか難しいミッションでしたが、明徳保育園様にご協力いただきながら、保育園としての魅力をアップデートすることをめざしました。

#01 ラフトと出逢ったきっかけ

ー まずは、ラフトとの出逢いのきっかけからお話しください。

海老澤明徳保育園様との出逢いのきっかけは、私たちが枚方市にある東香里丘幼稚園様の建替えを手掛けたことでした。その幼稚園の設計概要についてご提案する際、関係者として明徳保育園の福田顧問と福田園長も同席されていて、興味を持っていただいたのがお付き合いの始まりです。

福田顧問その時の提案が、けっこう奇抜な提案内容だったんです。実現には至らなかったんですが、「鳥の巣」のような外装を提案していたりして、面白いものをつくる人たちだなぁという印象を抱きました。

福田園長ただユニークなだけでなく、とても理に適った提案内容でした。そういうところに感心させられ、うちもラフトさんに建替えをお願いしようということになったんです。

海老澤園舎は2022年8月末、園庭は12月末に工事が完了しましたが、打ち合わせは2020年8月から始めましたよね。当初は別の場所に仮園舎を建て、旧園舎の解体~新園舎の建築をしようという話もありました。

福田園長でも結局、予算上の都合等から、旧園舎を継続使用しつつ、新園舎を建築していくことになりました。もともと園庭だったところに新園舎を建て、それが完成したあとで旧園舎を解体して、そこに園庭をつくるという方法です。敷地に余裕がなく、難しい要望だったと思いますが、ラフトさんは見事にやってのけてくれました。ありがとうございます。

海老澤いえいえ、とんでもございません。確かに、工事工程は入り組んだものになりましたが、施工会社さんの真摯なご協力もあり、円滑に工事を進めることができました。また、幼い子どもたちのすぐ近くで工事をすることになるので、安全性にはとにかく細心の注意を払っていたのですが、最後まで問題なくできて良かったと思っています。

#02 ラフトの仕事に対する評価

ー ラフトの仕事ぶりに対する評価をお聞かせください。

福田園長建替えをするにあたり、建築雑誌をたくさん読んで先行事例を勉強し、それをもとにいろいろとオーダーをしました。たとえば、絵本に囲まれる空間をつくりたいとか、木のぬくもりを感じられる内装にしたい、など。けっこう無理なこともお願いしたと思うのですが、海老澤さんはほんとうによく対応してくださいました。一番びっくりしたのは、「樹のモニュメント」をつくってくれたこと。妻から同じような提案があり、あったらいいなとは思っていたところ、それを伝える前に提案してくれたんです。想いを共有してくれているのだなと嬉しく思いました。

海老澤そうおっしゃっていただけて何よりです。私としては、福田園長がアイデアをたくさん出してくださることがうれしかったです。そのおかげで鉄骨造でありながら、内外装に天然木をたっぷりと使用し、豊かなぬくもりを感じられる空間にすることができました。天然木は経年変化が起こるため、管理コストがかかってくるのですが、そのこともご理解いただいた上でのご決断でした。

福田園長譲れないこだわりのひとつでしたね。近年の建築費高騰を受け、予算的にはなかなか厳しいものがあったのですが、初心を押し通して正解でした。保護者様からも「まるでホテルみたいにいい雰囲気ですね!」と評価は上々です。あと、海老澤さんのウィットに富んだ提案もとても評判なんですよ。たとえば、階段下など随所につくったデン(あなぐら)。子どもたちの秘密基地のような遊び心あふれる空間があるのはいいですね。

海老澤ありがとうございます。子どもたちがのびのびと遊べる空間にすることをめざしました。エントランス前のピロティと2階のテラスをつなぐ「ネット遊具」も、そんな考えのもとで造作したものです。その他にも、調理室の窓ガラスを大きくして、お料理しているところを子どもたちが見られるようにするなど、いろいろと工夫を凝らしました。

#03 建替え後の使い心地

ー 子どもたち・保護者様たちの反応はどのようものですか?

福田園長子どもたちは嬉しそうに遊びまわっています。建替え前と比べ、ちょっと園庭は狭くなってしまったのですが、エントランス前のピロティなど雨の日でも遊べる場所が増えたので、いつも元気いっぱいです。

福田顧問旧園舎は平屋だったので、2階建にするのは少し抵抗があったのですが、遊び場をたくさんつくることができたので結果的によかったと思っています。2階には水遊びもできるテラスがあるし、ものすごく天井の高いお遊戯室もある。子どもたちも大満足だと思います。

海老澤2階のお遊戯室の間仕切り扉を全開放すれば、テラスとフラットにつながるようにしているのですが、これは福田園長のアイデアでした。子どもたちのことを一番に考えられているからこそ生まれる発想だな、と感銘を受けたのを覚えています。私もそういう気持ちを大切にしたい、と改めて感じさせられました。

福田園長調理室の様子を見られるようになったところもいいですね。子どもたちが楽しそうに覗き込んでいるのをよく見かけます。また、「おむすび型」の建物形状もいい。各部屋間の動線が短いから職員たちにとっては働きやすいし、建物中央部にある広場は、子どもたちにとっては雨の日でも遊べる場所となっています。

福田顧問エントランスから眺める風景も素敵ですね。広々としているのに、暖色系の照明と天然木の内装のおかげで、落ち着いた雰囲気を感じられます。建替えが完成した後の内覧会に他の園の人も呼んだのですが、とても好評でした。

海老澤ありがとうございます。歴史ある明徳保育園を建替えるという、重要なお仕事をさせていただき、とても光栄です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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